「隣の芝生は青く見える」という言葉がある。これは,“The grass is always greener on the other side of the fence”が日本語に訳されたもので,「他人の物は何でも自分の物よりも上等に見えてしまう」という意味で使われる。「まあ,そんなに他人を羨ましがらなくてもいいんじゃない」というご教訓的な意味で用いられるが,同じ意味のことわざはいくつかあって,「隣の薔薇は赤く見える」とか,中には「隣の飯はうまい」などというものもある。日本では芝生のある家が決して多いとは思えないが,なぜだか「隣の芝生…」が一般的によく用いられるのである。
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