暗い夜空に乾杯

著者: 月谷 昌之介
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冬の夜に,暖かい部屋で鍋を突きながら日本酒をちびりとやる。頭に霞がかかってくるころには,なんだか幸せな気分になってくる。酔い覚ましにと結露した窓を開けて外に顔を出して見れば,凛とした夜空には星達が瞬いている。

背景が暗いことが,かえって宇宙に飛び交う光の存在を強く知らせてくれる。僕は宇宙中の星達が僕だけのためにウインクを投げてくれているのではないかという錯覚を覚えて,たいそう幸せな気分になるのだ。

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