量子光コヒーレンストモグラフィ ─量子もつれ光による超高分解能光計測の実現に向けて

謝辞

 本稿で紹介した研究は,京都大学竹内繁樹教授,岡本亮助教,物質・材料研究機構栗村直主任研究員,Lim博士研究員(現・分子科学研究所),名古屋大学西澤典彦教授をはじめとする共同研究者の方々のご協力のもとで行った研究です。この場を借りて深く感謝申し上げます。また水サンプルセルを作製頂きました大阪大学産業科学研究所榊原昇一様,本研究に関し有益な議論をして頂きました大阪大学田中陽博士(現・分子科学研究所),江藤祐氏に深く感謝申し上げます。

 これらの研究に対する,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(CREST)をはじめ,文部科学省科学研究費,日本学術振興会科学研究費補助金,内閣府最先端研究開発支援プログラム,科学技術振興調整費,グローバルCOEプログラム,光科学技術研究振興財団の多大なご支援に深く感謝致します。

参考文献
1)B. P. Abbott et al., Phys. Rev. Lett. 116, 061102 (2016).
2)D. Haung, E. A. Swanson, C. P. Lin, J. S. Schuman, W. G. Stinson, W. Chang, M. R. Hee, T. Flotte, K. Gregory, C. A. Puliafito, and J. G. Fujimoto, Science 254, 1178 (1991).
3)M. E. Brezinski, Optical Coherence Tomography (Academic Press, USA, 2006).
4)竹内繁樹,量子コンピュータ(講談社ブルーバックス,2005).
5)A. K. Ekert, Phys. Rev. Lett. 67, 661-663 (1991).
6)S. Takeuchi, Proc. Jpn. Acad., Ser. B 92, 29-43 (2016).
7)M. Okano, H. H. Lim, R. Okamoto, N. Nishizawa, S. Kurimura, and S. Takeuchi, Sci. Rep. 5, 18042 (2015).
8)A. F. Abouraddy, M. B. Nasr, B. E. A. Saleh, A. V. Sergienko, and M. C. Teich, Phys. Rev. A 65, 053817 (2002).
9)M. B. Nasr, B. E. A. Saleh, A. V. Sergienko and M. C. Teich, Phys. Rev. Lett. 91, 083601 (2003).
10)D. C. Burnham and D. L. Weinberg, Phys. Rev. Lett. 25, 84-87 (1970).
11)C. K. Hong, Z. Y. Ou, and L. Mandel, Phys. Rev. Lett. 59, 2044 (1987).
12)M. Okano, R. Okamoto, A. Tanaka, S. Ishida, N. Nishizawa, and S. Takeuchi, Phys. Rev. A 88, 043845 (2013).
13)A. M. Steinberg, P. G. Kwiat, and R. Y. Chiao, Phys. Rev. Lett. 68, 2421 (1992).
14)A. M. Steinberg, P. G. Kwiat, and R. Y. Chiao, Phys. Rev. A 45, 6659 (1992).
15)M. Okano, R. Okamoto, A. Tanaka, S. Subashchandran, and S. Takeuchi, Opt. Express 20, 13977-13987 (2012).
16)S. E. Harris, Phys. Rev. Lett. 98, 063602 (2007).
17)竹内繁樹,岡本亮,岡野真之,Subashchandran Shanthi,田中陽,OPTRONICS 11, 121-125 (2012).
18)A. Tanaka, R. Okamoto, H. H. Lim, S. Subashchandran, M. Okano, L. Zhang, L. Kang, J. Chen, P. Wu, T. Hirohata, S. Kurimura, and S. Takeuchi, Opt. Express 20, 25228-25238 (2012).

12)19)B. Povazay, K. Bizheva, A. Unterhuber, B. Hermann, H. Sattmann, A. F. Fercher, W. Drexler, A. Apolonski, W. J. Wadsworth, J. C. Knight, P. St. J. Russell, M. Vetterlein, and E. Scherzer, Opt. Lett. 27, 1800-1802 (2002).

■Quantum optical coherence tomography
–Towards the realization of ultrahigh-resolution optical metrology with quantum entangled photons
■Masayuki Okano

■Kyoto University(University of California, Berkeley)

オカノ マサユキ

所属:京都大学(現所属:カリフォルニア大学バークレー校)

(月刊OPTRONICS 2016年4月号)

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