半導体製造装置,AI普及で19%増 24年第3四半期

米SEMIは12月2日(米国時間),半導体製造装置(新品)の2024年第3四半期における世界総販売額が,前年同期比19%増,前期比では13%増の303.8億ドルであったことを発表した(ニュースリリース)。

第3四半期における半導体製造装置の世界販売額は,AIの普及や成熟技術の生産を支えるための投資を背景に,力強い成長を記録した。装置投資の成長が,チップ製造のエコシステム強化を目指す複数地域に広がる中,北米が前年比で最大の伸びを記録した一方で,中国は引き続き最大の購入地域となったという。

地域別の四半期装置販売額(10億ドル単位)と前期比/前年同期比は次の通り。

地域3Q20242Q20243Q20233Q(前期比)3Q(前年同期比)
中国12.9312.2111.056%17%
台湾4.693.903.7620%25%
韓国4.524.523.850%17%
北米4.432.402.5085%77%
日本1.741.611.808%-3%
欧州1.050.941.7011%-38%
その他地域1.011.200.89-16%14%
合計30.3826.7825.5613%19%

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