光技術総合展示会「interOpto-光とレーザーの科学技術フェア」で,シャープ福山レーザー【レーザー科学技術フェア No. C-14】は,最新のラインアップに加え,新たに6W,7Wの高出力青色半導体レーザーやワットクラスの青紫色半導体レーザーを紹介している。
同社の半導体レーザーは,1960年に研究開発を開始して以来、研究開発と量産実績を積み重ねた技術をベースとして,現在は波長380nm~661nmの,青紫色,青色,緑色,赤色の幅広い波長と出力の半導体レーザー35モデルをラインアップしている。
半導体レーザーは、1980年代にCD用の光ピックアップへの応用から始まり,DVDやBDに順次適応され,その後,レーザープロジェクターの光源として採用されてきた。
現在は,照明やセンサー用途で広く採用されているが,半導体レーザーの高出力化と高効率化によって,特に,レーザーダイレクトイメージングや銅加工への採用が拡大するとともに,新たな用途として,害虫駆除や害獣対策の光源としての応用が期待されているという。
また現時点では参考展示だが,害虫駆除や害獣対策を視野に入れた14Wの高出力青色半導体レーザーモジュールについても展示している。