光技術総合展示会「interOpto-光とレーザーの科学技術フェア」で,フォトテクニカ【分光フェア No. B-09】は,理化学分野やレーザー加工,通信など,多様なシーンで利用が進むLCOS反射型SLMの超高速・高解像度モデルを展示する。
米Meadowlark optics製の「SLM-HSP-UHSP 1024×1024」は,1024×1024ピクセルの特大液晶板(シリコンバックプレーン)を登載し,高出力レーザー(パルス/CW,ピークパワー15GW/cm2まで)に対応する。最新のデジタルコントロ-ラの採用により,1436.1Hzの高いフレームレートにて操作が可能。応答時間最短≤0.6ms@532nにて,位相リップル<0.2%での変調ができる。
この製品は純粋な位相アプリケーション用となっており, 紫外域から近赤外域(488nm~1650nm)まで対応する。用途はビームステアリング,回折光学素子,スペクトルチューニング等となっている。液晶の早いレスポンスと安定した高速位相変調により,特に高速・高回折効率でリップルの少ない位相変調を高出力レーザーで行ないたいアプリケーションに最適だとしている。
また,この製品を使用する際に便利なオプティクスキットも用意する。SLMのアライメントを素早く行なうのに必要な光学系が含まれており,簡単にシステムアップできるという。