LDメーカーの独Laserlineは,米ボストンに拠点を置くレーザー専門企業WBC Photonicsの株式の70%を取得したと発表した(ニュースリリース)。
この買収により,Laserlineは加工用高出力青色LDのソリューションポートフォリオを拡大し,特に高いビーム品質と集光性を持つシステムを提供できるようになる。
WBC Photonicsは,元パナソニック子会社のTeraDiodeから2024年7月に独立して設立され,近赤外および青色波長帯の高出力LDを製造している。同社ではMITで開発された波長ビーム結合技術を採用しており,これにより4 mm mrad以下のビーム品質を持つマルチキロワットの近赤外から青色LDの実現を可能としている。
今回の買収により,LaserlineはWBC Photonicsが持つ波長ビーム結合技術を導入したレーザーを開発することで,さらなる用途拡大につながると期待している。