エビデントは,ハンドヘルド蛍光X線分析計「VANTA」シリーズに,人間工学に基づいたデザインを取り入れ,視認性および操作性の見直しを図った第2世代モデルを,2024年1月18日から全世界で発売すると発表した(ニュースリリース)。
このシリーズは,耐久性の高い外装を備え,小型・軽量で,対象物に含まれる元素の種類や含有量をその場で簡単に測定できる非破壊検査機器。
今回発売するシリーズ第2世代モデルは,堅牢性,測定スピードなどの機能はそのままに,人間工学に基づいた握りやすいデザインを取り入れたという。
これにより,片手で持った時の重量バランスがとりやすく,長時間作業における手首への負担軽減が期待できるとしてる。また,スタンドなしで自立する新デザインも採用している。
さらに,視認性を訴求し,タッチパネル操作に対応する画面デザインを刷新したことにより,より直感的な操作が可能となった。使用頻度の高いプルダウンボタンが見つけやすくなり,かつ測定後の数値演算結果,波形データ,撮影データなどの行き来がワンタッチで素早く行なえるようになったという。
また,無線LANやBluetooth,USB接続への対応により,クラウド上で対象物の成分分析の測定結果をタイムリーに関係者と共有できるようになった。またデータを自動的に格納・管理することもでき,検査の効率化に貢献するとしている。