ams OSRAM,ウェアラブル血流測定向けLEDを発売

ams OSRAMは,ウェアラブルデバイス向けに,前世代の製品と比較して放射強度を40%以上向上し,より高精度なPPG(光電式容積脈波記録法)測定を実現するマルチ(赤色/緑色/赤外)LEDパッケージ「SFH 7018A」と「SFH 7018B」をリリースした(製品ページ「SFH 7018A」/「SFH 7018B」 )。

光学バイタルサインモニタリング装置は,LEDが出力する光量はシステムのパフォーマンスに強く影響する。LEDが出力する光量が大きくなることで信号品質が改善され,より高精度で再現性が高い測定をすることが可能となる。

「SFH 7018A」は,大電流での低い順電圧に最適化され,高コストの昇圧コンバーターを使用せずに運用できる。一方,「SFH 7018B」は最大の放射強度に最適化されている。

「SFH 7018」は,赤色と赤外線波長は,既存の「SFH 7016」と比較して約40%以上明るく,緑色LEDは「SFH 7018A」バージョンで約80%,「SFH 7018B」バージョンで2倍以上明るくなった。「SFH 7018」の赤,緑,赤外線の各波長における出力は,現在最高性能をもつ競合製品を大きく上回っているという。

高反射リフレクタ構造のQFN(クアッドフラットノーリード)パッケージを採用し,光出力を大幅に向上した。加えて,改善した2キャビティ構造により,緑色のLED光を赤色および赤外線(IR)LED光から分離する設計となっている。また,発光素子間の最適な間隔による光分離により,光源がフォトダイオードに対して最適に配置されるよう設計されている。

緑色光は心拍測定用として使用され,赤色および赤外線光は血中酸素濃度やSpO2(酸素飽和濃度)測定用として使用されることから,それぞれを分離できる構造となるこの製品は実用途に対して最適な設計だという。更に,短波長となる緑色光が,赤色チップと赤外線チップ対してクロス励起による蛍光を生じさせることもないとする。

パッケージ厚が0.6 mmと,最適化された表面実装QFNフォームファクタにより,様々なウェアラブルデバイスに容易に組み込むことができる。コンパクトなサイズにも関わらず,個別の点灯が可能で,かつ順方向電圧の低減による最適化により,システム全体の消費電力を低減するとしている。

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