光技術総合展示会「光とレーザーの科学技術フェア2023」(11月7日~9日 パシフィコ横浜)において,メンローシステムズ(レーザー科学技術フェア L-28)は,ファイバーレーザーおよびその応用製品を紹介している。
同社の超小型フェムト秒ファイバーレーザー「ELMOシリーズ」は,780nmの「ELMO」と1560nmの「ELMO 1560」をラインナップ。独自のモードロック技術により再現性の高い長期の安定動作が可能になったとする。
このうち「ELMO」は,出力75mW(ハイパワータイプ140mW),パルス幅<100s,繰り返し周波数100MHz(オプションで50-100MHz)となっている。
同じく「ELMO 1560」は,平均出力 >10mW(ハイパワータイプ >180mW,ハイパワーFS,>330W),繰り返し周波数<150fs(通常100fs)(ハイパワータイプ<60fs(通常 45fs),ハイパワーFS<90fs(通常70fs))となっている。
共に小型で堅牢性に優れ,冷却装置不要で動作するので機器組み込みにも適している。実際に同社の小型テラヘルツ分光計「TeraSmart」には,「ELMO」がインストールされている。
また,同社は「ELMO」シリーズの上位機種として「C-Fiber」シリーズも展開している。出力は780nmの製品が>100mW(ハイパワータイプ>250mW),1560nmの製品が>100mW(ハイパワータイプ>500mW)となっており,こちらの製品の方が多く市場に出ているという。