ウェーブスプリッタ・ジャパンは,近年5G携帯網基地局ネットワークなどで要求が高まる高容量長距離接続に対応するため,IEEE 802.3cp標準に対応した1芯のシングルモードファイバ(SMF)で10Gb/s,または25Gb/sの伝送を実現する,BiDi型光トランシーバ製品を,2023年10月1日より販売開始すると発表した(ニュースリリース)。
米ウェーブスプリッタ・テクノロジーは米カリフォルニア州に本社を置く,データセンターや携帯通信のバックボーンネットワーク,あるいは携帯無線基地局のアクセス・ネットワークなどで使用される光イーサネットや,AIや科学計算などで使用されるHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)システムなどで必要不可欠となる,光通信モジュール製品を製造販売する企業。ウェーブスプリッタ・ジャパンは,同社の日本法人で,日本国内における輸入販売事業を行なっている。
製品の概要は以下の通り。
モデル名 | 伝送帯域 | 準拠標準 | 最大伝送距離 | 参考価格(税抜き) |
WST-SFP+BX1-UI/DI | 10Gb/s | IEEE802.3cp | 10km(1芯SMF) | UI/DI 各5,100円 |
WST-SFP+BX4E-UI/DI | 10Gb/s | IEEE802.3cp | 40km(1芯SMF) | UI/DI 各9,300円 |
WST-S28-BX1-UI/DI | 25Gb/s | IEEE802.3cp | 10km(1芯SMF) | UI/DI 各15,600円 |
WST-S28-BX4E-UI/DI | 25Gb/s | IEEE802.3cp | 40km(1芯SMF) | UI/DI 各64,000円 |