トプコンは,「眼科用光干渉断層計の研究開発と実用化及び普及」に関して,内閣官房 健康医療戦略推進本部「第6回日本医療研究開発大賞」の経済産業大臣賞を受賞したと発表した(ニュースリリース)。
日本医療研究開発大賞は,世界の医療の発展に向けて,医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して,功績を称えるもので,2017年度より実施されている。
受賞研究である「眼科用光干渉断層計(OCT)」は,眼の疾患の早期発見や経過観察に有用な眼底検査の手法の一つであり,世界の眼科診断の現場において広く活用されている。
眼底検査において,眼底の網膜表面を撮影する従来の眼底カメラに対し,OCTは眼底に不可視光を当て,反射した光を解析することで,非侵襲で(身体に負担を与えずに)眼底の3次元立体像を取得できる。
同社はOCT装置を開発,さらに小型化・フルオート化した製品を上市するなど眼科医療へのOCT装置の普及を進め,患者のQuality of Visionの維持に貢献したとして今回の表彰となった。