オフィール,AMレーザーの最適化用ソフトを発売

米MKS Instrumentsは,フィールド技術者向けに,アディティブマニュファクチャリング(AM)チャンバー内のレーザーを高速かつ正確にリアルタイムで測定するためのレーザービーム解析ソフトウェア「Ophir BeamPeek」を発表した(製品ページ)。

この製品は,AM向けの高出力レーザービーム解析および出力測定システム「Ophir BeamPeek」と連携して動作し,プロセスの最適化のために重要なビームパラメータを分析する。技術者はビームの形状,サイズ,強度分布を包括的に確認できるため,異常や逸脱の迅速な特定が容易になる。

AMチャンバーは,高出力レーザーベースのシステムとパフォーマンスの最適化が難しい環境にあるが,これらの製品を使用する事により短時間でビーム測定結果を得る事が可能。ビームプロファイリング,焦点解析,パワー測定をわずか3秒で実行する。必要に応じて,独自のカスタム測定位置を簡単に入力する事もできるという。

システムには交換可能なパッシブ冷却ビームダンパートレイが含まれているため,水冷やファンによる冷却は不要で,測定セッション間のダウンタイムが不要。AMチャンバー,パウダーベッド方式のフィールドサービステストに適している。また,金属粉末の残留物が存在する場合や,冷却剤やエアフロー接続ポイントが利用できないといった状態のチャンバーでも使用できる。

複雑な分析を必要とせずに,レーザー出力とビームの集光曲線を同時に測定する。ビーム測定結果を表示・視覚化するため,2Dビーム表示,集光曲線表示,および3Dビーム表示が可能。また,画面レイアウトもカスタマイズできる。

結果表示パネルには,次の主要なレーザーパラメーターが表示される:特定のフレームからビーム幅,楕円率,Z位置,Xアライメント,Yアライメント,合計パワー,平均パワー密度,同様に集光曲線測定からウエスト幅,ウエスト位置,ウエストでのパワー密度,M2,BPP,K。

より詳細な結果と分析が必要な場合,結果ファイルを「Ophir BeamGage Professional」ソフトウェアにロードして,完全な後処理機能を利用できる。

この製品は,ISO認定の正確なレーザービーム測定に必要なすべての計算ができる。さらに高度な画像処理機能,NISTトレーサブルなパワー測定,トレンドグラフ作成,データロギング,製造テストの合否判定,および多言語もサポートするという。

この製品は,ソフトウェア,ツール,さらに複雑な分析など,様々なオプションでサポートされる。なお,日本国内の販売はオフィールジャパンが行なうとしている。

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