キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは,主にサイン&ディスプレー市場向けに,新色の白インクと新型メディア検出センサーを搭載した64インチ対応UV硬化型大判プリンター「Colorado(コロラド)M5/M5W」を2023年8月下旬に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
新製品は,新型メディア検出センサーを搭載し検知できるメディアが増えたことにより,凹凸のある素材や半透明の素材,反射する素材,マグネットなど印刷可能なメディアを拡充した。
さらに,印刷直後にUV光を照射しすぐに硬化する独自開発の「UVgel(ユーブイジェル)460」インクに新たに白インクを搭載したことにより,カラー・透明・マグネットメディアに印刷が可能になった。白インクを利用することにより,メディアの素材や色などの特性に合わせた色彩表現を実現する。
「Colorado M5」が4色,「Colorado M5W」は白を足した5色構成でデザインの表現の幅が広がり,高画質・高品質な成果物を出力でき,多様化する顧客のニーズに対応できる。白インクは「Colorado M5」にもオプションで搭載可能。
また「UVgel460」インクに加えて,一台でグロス/マット仕上げを可能にする「FLXfinish(フレックスフィニッシュ)」機能を搭載し,グロスモードの高品質モードで40m2/時,マットモードの高品質モードで27m2/時の高スピード,高生産性を実現する。
両社は新商品を通して,サイン&ディスプレー市場の屋内外広告や,壁紙,床装飾の印刷などに貢献するとしている。