米Coherentは,コンシューマー・グッズ(消費財),産業用電子機器,家電製品,およびパッケージングの高コントラストマーキングアプリケーション用途向けに,次世代の超低コストな「MATRIX ナノ秒パルスUVレーザ」の導入を発表した(ニュースリリース)。
消費者向けの機器やパッケージングにおける環境に優しい非接触レーザーマーキングの採用が増えており,永久的で損傷のないマーキングを実現するコスト効率の高いUVレーザーの需要が高まっているという。
この製品は,既存のソリューションのエントリー価格の半額で優れたマーキング品質を提供するLD励起固体レーザー。主要な光学部品を同社内で調達し,アジア地区における同社の大規模な製造およびサービス拠点を活用することにより,低コストを実現しているとする。
また,この製品は,5W及び10Wの平均出力,50-300kHzの繰返周波数で動作可能。15,000時間以上のメンテナンスフリー動作を実現し信頼性の高い大量生産が可能となるという。
さらに,UV(355nm)発振にて,最大200μJのパルスエネルギーを実現しており,現場で実証済みのUVテクノロジーを採用しているため,最も要求の厳しいアプリケーションにて利用できるとしている。