北陽電機,LiDARのローエンドモデルを発売

北陽電機は,AGVや自律移動ロボット(AMR)に最適な測域センサー(LiDAR)の「UST-Proシリーズ」に新たなラインナップとして屋外対応ローエンドモデルの「UST-15LX」を2023年4月に発売すると発表した(ニュースリリース)。

同社は「UST-Proシリーズ」の第1弾として,自律移動ロボットに必要とされる検出性能と屋外でも使用できる環境性能をコンパクトなサイズで実現した「UST-30LX」を2020年7月に発売した。

今回発売する「UST-15LX」は,検出物の位置情報をEthernetインターフェースにより出力するデータ出力タイプで,検出距離を15mまでの中距離用途向けに,屋外対応モデルでありながらコスト面を考慮した低コストモデルとして展開していくという。

自律移動ロボットは周囲の環境を認識しながら地図(マップ)を作成するとともに,自分の位置を認識(SLAM)しながら目的地まで移動する。「UST-15LX」はROS1/ROS2に対応しており,様々なプログラムやノードと組み合わせることにより,マッピングやSLAM(自己位置推定)などのような自律移動ロボットの機能実現が可能になるとし,さらに,角度分解能は0.125°/0.25°に切換え出来るようになり,高精度な検出が可能となったとしている。

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