三菱電線工業は，光部品事業の新会社，MFオプテックス株式会社（所在地；兵庫県尼崎市東向島西之町8番地）を2022年12月1日に設立した（ニュースリリース）。

三菱電線工業は同社の光部品事業について，会社分割により新会社を設立し，その株式の40%を古河電気工業に譲渡，合弁事業として共に運営していくことについて契約を締結したと2022年3月に発表している。今回，海外の競争法当局による審査が全て完了したとして株式譲渡が行なわれた。

三菱電線工業の光部品事業は，1970年代より光ファイバを用いた光通信用，レーザー伝送用，光計測用の光コード，バンドル製品に市場参入すべく発足，現在は医療向けレーザーデリバリーファイバ，産業用レーザーデリバリーケーブルおよび半導体向けバンドルを中心とした光部品事業に特化している。

今回の新会社設立は，光部品事業の将来について検討していく中で，両社が合弁事業を運営することが将来の成長に資すると判断したもの。三菱電線工業の持つ特殊ファイバ製造技術および部品加工技術と，古河電気工業の持つ光ファイバ製造技術や光製品関連会社とのシナジーを発揮し，より大きな成長を目指すとしている。

MFオプテックスの会社概要は以下の通り。
会社名：MFオプテックス株式会社
会社設立日：2022年12月1日
資本金：3億1千万円
株主：三菱電線工業 60%，古河電気工業 40%
本店所在地：兵庫県尼崎市東向島西之町8番地（三菱電線工業㈱尼崎事業所内）
事業内容：
①レーザー伝送用ファイバ製品の製造および販売
②バンドルファイバ，ライトガイドファイバの製造および販売
③医療向けイメージガイド，工業用ファイバスコープの製造および販売
④光ファイバコードケーブルの組立て，加工および販売
⑤光レーザー，光センサー等の光応用製品の加工，検査および販売
⑥前各号に付帯又は関連する事項
https://www.mfoptex.com/