リコーは,2022年10月31日に,壁掛けタイプの超短焦点プロジェクターの新製品「RICOH PJ HDL3530」「RICOH PJ WXL3540」を発売すると発表した(ニュースリリース)。価格はオープン。
「RICOH PJ HDL3530」「RICOH PJ WXL3540」は,それぞれ「RICOH PJ WUC4650」「RICOH PJ WXC4660」の後継商品で,同社では初めての壁掛けタイプの超短焦点モデルとなる。前身機種から大幅な小型化・軽量化をはかり,オプションで壁掛け金具を用意しているという。
レーザー光源を採用し,明るく鮮明な画質で投映でき,解像度はフルHD(HDL3530)とWXGA(WXL3540)から選択可能。教室の大型提示装置として定番である壁掛けタイプの選択肢としてはもちろん,会議室での利用,さらに店舗やエントランスにおけるサイネージ用途や映像演出にも活用できる。
教室や会議室で,80~100型での投映に適した輝度と鮮明な画質を実現し,起動とシャットダウンが早く,準備や片付けの時間を短縮するという。約20,000時間の長寿命のため,ランプ交換不要で,導入後の費用と手間を軽減。光源切れのリスクが低いため,授業や会議が中断される不安から解消されるという。
また,投射距離がとれない比較的狭い場所でも大画面を投映可能。天吊り設置にすると,投写面の前で説明してもまぶしくなく,映り込みも最小限に抑えられるとしている。
さらに,「RICOH Wireless Projection」の他,「Miracast」や「Chromecastレシーバー」など汎用的なミラーリングデバイスにもUSB(ケーブル)による給電ができ,好みのスタイルによるワイヤレス投映を実現するという。