ウシオら,222nmの眼の安全と不活化の両立を実証

ウシオ電機と島根大学は,222nm Far UV-Cの眼に対する安全性に関しての観察研究および微生物不活化効果実験を実施し,眼に関しては急性有害事象も慢性有害事象も認められず,また微生物不活化効果実験でも黄色ブドウ球菌で90%,φX174ファージで99%の不活化が確認できたと発表した(ニュースリリース)。

222nm Far UV-Cの眼に対する安全性に関しての観察研究においては,ウシオの抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222」搭載ユニットを診察室に設置した前後で,診察室を日常的に使用する医療従事者の紫外線による眼の障害の有無を1年間にわたり確認した。その結果,急性有害事象も慢性有害事象も認められなかったという。

微生物不活化効果実験は,上記観察研究を実施した診察室で微生物不活化効果実験を実施した。その結果,黄色ブドウ球菌で90%,φX174ファージで99%の不活化を確認したとする。

これらの結果,222nmの国際的な安全性基準(暴露許容限界値:TLV)である米国産業衛生専門家会議(ACGIH)が2022年以前に推奨していた22mJ/cm2を超えない照射環境下において,眼と顔面皮膚への影響がないことが人で示され,かつ有効な微生物の不活化が期待できることが示された。

ウシオは222nmの皮膚や目の急性,慢性障害などに対する安全性の研究・確認を国内外の研究機関と進めているといい,今後も眼科領域分野においては,引き続き島根大学とさらなる詳細な研究を進めていく。

また,医療機関や社会福祉施設,飛行機,旅客船などでのウイルス対策のほか,今後は医療機器の展開を視野に商品化を目指すとしている。

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