フォトテクニカは,米Meadowlarkの超高速・高位相安定性SLM「SLM-1K 1024×1024」の販売を開始した(ニュースリリース)。
この製品は,独自開発のLCOS技術によるユニークな設計と,独立して常に新しいレートで直接アナログデータを届けるアナログドライブ技術により,リップルの無い安定性の高い位相変調が可能だとする2軸反射型液晶空間光変調器。
スペクトルチューニングや回折光学素子等に紫外域から近赤外域まで対応し,高出力や高ピークパワーに対応でき,2D/3Dビームステアリングをはじめとして,高速で高い回折効率が必要とされるアプリケーションに適しているという。
この製品の主な特長は以下のとおり。
・超高速応答:>1kHz@532nm
・高速PCIeコントローラ:1436.1Hzまで対応可能
・波長範囲:488nm~1650nm
・解像度:1024×1024ピクセル
・ピクセルサイズ:17×17μm
・ゼロオーダー回折効率:75~87%
・ダイエレクトリックミラー(ARコート付き)回折効率:92~98%
・高光利用効率:97.2%
この製品の主な用途は以下のとおり。
・体積イメージング(ベッセルビーム)
・ホログラム,位相差顕微鏡
・ハイブリッド波面整形(STED顕微鏡・マルチフォトン顕微鏡)
・HOT(Holographic Optical Tweezing),光操作,光ピンセット
・パルス整形(CARS顕微鏡,レーザーマーキング,レーザー通信,レーザー加工)