santec,スペクトル整形器を発表

santecグループは,任意の光スペクトルを生成できるスペクトル整形器「WSS-2000」を開発したと発表した(ニュースリリース)。2023年8月より発売開始の予定。

この製品は,コア技術の一つであるLCOSを周波数(波長),パワー減衰制御デバイスとして採用することで,任意の光スペクトルを高い自由度で生成することが可能。光技術の評価環境構築に必要な,様々な要求に柔軟に応えるとしている。

光ネットワークでの周波数利用効率を向上させたエラスティック光ネットワークの評価及び検証用途に適している。また,高速信号用の光イコライザとして,光波長多重通信(DWDM)や直交周波数分割多重方式(OFDM)チャネル選択フィルタとして,あるいは波長選択スイッチ(WSS)エミュレータとして,各種測定に利用できるとしている。1×2及び1×4タイプをラインナップする。

その他関連ニュース

  • NICT,光源一つで大容量コヒーレント光通信に成功 2024年07月24日
  • 大興製作所,SPOT光源の波長ラインナップを強化 2024年06月03日
  • 富士通,IOWN向け光伝送ソリューションの提供開始 2024年05月28日
  • 【解説】青色半導体レーザーの高出力化が進展も,実用化にはビーム制御も重要 2024年05月22日
  • 北大ら,SLMより1500倍高速な光パターン照明に成功 2024年04月09日
  • ギガフォトン,最新ArF液浸光源機種を出荷 2024年04月02日
  • 信州大ら,酸化グラフェンの特性管理法を開発 2024年03月26日
  • 東工大ら,ダイヤモンド量子光源から自然幅発光観測 2024年02月16日