NEC通信,3次元物体検知ソフトウェアを開発

日本電気通信システムは,3Dセンサを活用した「NEC 3次元物体検知ソフトウェア」の提供を開始した(ニュースリリース)。販売価格は1,000万円~(税別。機材,導入,保守費用は含まず)。

このソフトウェアは,線や面での監視ではなく,3次元の立体的なエリア内を監視でき,エリア内にある人やモノの検知や人数カウントなどの機能に加えて,検知した物体の大きさ,サイズ,検知位置などの情報を高精度に特定,出力できる。

1台の3Dセンサで撮影した空間内に複数のエリアを設定し,同時に監視することが可能で,24時間の常時監視のほかに,エリアごとに監視したい時間帯を指定した効率的な監視もできるとする。

また,RGBカメラと異なり,暗所でも監視が可能な3Dセンサを使用しているため,夜間や雨など悪条件下でも,工事現場における危険エリアへの作業員立ち入りの監視などで利用できる。

重機などが作業している工事現場などにおいて,作業員が危険なエリアに入ったことを検知してランプ・警告音などにより危険を知らせることで,作業員の安全を確保する。さらに,オフィスなどの場所に何人が滞在しているかのカウントもできるため,混雑度合いの把握にも活用できるとしている。

同社は今後の展開として,物体検知技術を応用し,工事現場における危険エリア侵入防止,オフィスなどのフロア内の人数把握,セキュリティ・防犯対策などに加えて,様々なシチュエーションで活用できるよう機能拡張と対応する3Dセンサの機種追加を予定しているという。なお,対応する3DセンサはLivox製となっている。

キーワード:

関連記事

  • 【解説】光技術はこれからの安全保障をどう支えるのか

    防衛省は、令和8年版防衛白書を公表した(ニュースリリース)。今回の白書は「未来につながる安全保障」をテーマに、日本を取り巻く安全保障環境を分析するとともに、防衛力を支える技術力や産業基盤の重要性を取り上げている。 防衛白…

    2026.08.05
  • 東大、光強度とひずみを同時検出するフレキシブルセンサーを開発

    東京大学の研究グループは、光強度とひずみを1つの素子で検出できるフレキシブルマルチモーダルセンサーを開発した(ニュースリリース)。 有機半導体は、軽量で柔軟性に優れ、溶液プロセスによる大面積製造が可能であることから、曲げ…

    2026.07.22
  • Orbital Lasers、宇宙用レーザー技術を活用した衛星LiDAR事業を紹介【光・レーザー関西2026】

    特別企画「航空・宇宙×光」ゾーンに出展しているOrbital Lasersは、宇宙用レーザー技術を活用したスペースデブリ(宇宙ごみ)除去と、衛星LiDARによる地球観測の取り組みを紹介している。 同社の技術開発は、スカパ…

    2026.07.16
  • スポーツの「1mm」が社会を変える 光技術が支えるサッカーW杯判定

    サッカーW杯の熱狂は、劇的なゴールや番狂わせだけで生まれるものではない。勝敗を分ける一瞬の判定に対し、観客や視聴者がどれだけ「納得できるか」が、世界最高峰の大会には不可欠である。その納得感を支えているのが、カメラ、センサ…

    2026.06.25
  • 弘前大など、UAV LiDARで地すべりの地下構造を推定

    弘前大学は、ドローン搭載レーザー計測(UAV LiDAR)で取得した地表面データから、地すべりの地下にある「すべり面」の形状を推定する新たな技術を開発したと発表した(ニュースリリース)。 図 ドローン×3D解析による、す…

    2026.06.23

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア