オフィールジャパンは,「Ophir SP932U USB 3.0 高分解能ビームプロファイラー」を発表した(ニュースリリース)。
この製品は,UV,VIS,NIR,およびNd:YAG波長用のコンパクトなCMOSカメラベースのビームプロファイラーであり,レーザー強度分布を正確に測定する。
ワイドダイナミックレンジ,高感度,直線性,高解像度を兼ね備え,ビームプロファイリングソフトウェア「BeamGage」が含まれる。このソフトは,NIRおよびNd:YAG波長用に設計され,新規のブルーミング補正,アルゴリズムを備えており,材料加工,医療,手術,美容など,幅広い分野に於ける1000-1100nmのアプリケーションを最適する。
新製品は,2048×1536の解像度,3.45μmのピクセルピッチ,およびフル解像度でのフレームレートは24Hz。コンパクトで正方形のデザインは,セットアップの多様性を高めるという。
CMOSセンサーはCCDセンサーよりも30%高速で,「スミアリング効果」を生み出さない。課題として,CMOSセンサーが「ブルーミング」を引き起こし,1000〜1100nmの範囲で測定精度を低下させる可能性がある。新製品は,ブルーミング補正アルゴリズムを採用した。
多くのアプリケーションに於いて高精度の測定が重要で,例えば1064nmで溶接する場合,パワー密度はシステムの歩留まりに直接影響する重要な値となる。そのためには,焦点でレーザービームのサイズを測定する必要があるが,新製品はスポットサイズを正確に測定するように設計されており,生産性を向上させる。
さらにこの新製品は,ビーム分析システム「Ophir BeamGage Standard」と「BeamGage Professional」ソフトウェアによってサポートされている。