MORESCOは,サイン&ディスプレーを手掛けるタテイシ広美社,電装部品や工業資材等を取り扱う東海理化クリエイトと共同で,有機薄膜太陽電池(OPV)を利用したタペストリー「PRICELL」を開発,販売することを発表した(ニュースリリース)。
この製品は,OPVの薄くて軽く,曲げられる特性により,容易に設置でき,室内でも発電可能。デザイン等を印刷したOPVをタペストリーとして使用できるという。
また,装飾品として優れているだけでなく,太陽光で発電した電力をタペストリー用の照明等の電力として使用することが可能。さらに,印刷対象や色・サイズ等を選択できるため,使用環境や目的に合わせてオーダーメイドで作成することができ,様々な場所への設置が可能だとしている。
OPVは従来のシリコン太陽電池に比べ,製造時に発生する二酸化炭素の量が約5分の1と非常に少ないため,太陽電池の中でもさらにエコな太陽電池だとし,3社はOPVの低炭素化製品の普及活動を通して,持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。