フルーク,光ファイバー識別器を発売

米フルーク・ネットワークスの日本法人であるテクトロニクス&フルークは,業界初のポケット・サイズの光ファイバー識別器「FiberLert(ファイバーラート)現用光識別器」の販売を11月22日から開始する(会社HP)。価格は17,380円(税込)。

現用光とは,稼働中の光ファイバー信号(850nm~1625nm)を指す。この製品はポケット・サイズのコンパクトな筐体で,光ファイバーに現用光が存在するかどうかを検知し,極性および接続性を素早く識別できる。

先端を光ファイバーの端面またはポートの手前にさし出すだけで,光と音で稼働中の光ファイバー信号(現用光)の存在が示されるため,設定や結果の読み取りを行なう必要がなく,誰もが簡単に利用できるとしている。

光ファイバーが稼働中かどうかの識別を行なう現場での基本的ファイバー活線試験が迅速にできるため,光ファイバー機器や光ファイバー配線インフラのトラブルシューティングに携わるIT担当者,光ファイバー回線サービス・プロバイダーなど,配線管理,保守にあたるエンジニア,あるいは設置業者などの現場ネットワーク・エンジニアにとって有用なツールになるとしている。

この製品の主な特長は以下の通り。
・シングルモードおよびマルチモードの光ファイバー波長(近赤外域:850nm~1625nm)で光パワーを検出
・光信号の存在を光と音で知らせるため,設定や結果の読み取りなどが不要で,誰でも簡単にテスト可能
・非接触検出器のため,汚れや破損のリスクが少ない
・ポートとパッチ・コード,SM,MM,UPCおよびAPC接続に対応
・LightBeat(ライトビート)機能により,LEDを点滅させ,動作状況やバッテリー状態を確認可能
・小型軽量(7.4×3.6×26.1cm,59g)で,便利なポケット・クリップ付きの頑丈なデザイン

その他関連ニュース

  • NTT,コア間の光結合で異なるモードの光信号を結合 2024年12月11日
  • NTT,フィールド環境で12コア455Tb/s光伝送に成功 2024年12月09日
  • Colt,富士通のトランスボードブレードを採用
    Colt,富士通のトランスボードブレードを採用 2024年11月28日
  • ソーラボとInfleqtion,QT開発加速に向け提携発表 2024年11月22日
  • NTT東西,APNを用いた通信サービスの提供開始 2024年11月19日
  • NTT,マルチコア光ファイバ技術をラインナップ化 2024年11月15日
  • NTTら,複数回波長変換をしながら長距離伝送に成功 2024年11月12日
  • NTT,通信継続で暗号切替可能なシステムを開発 2024年10月31日