NTTドコモは,ソニーが開発した,世界で初めて8K HDR映像を対角120度の広視野角でVR視聴できる,Xperia専用のスマートフォン差し込み型ビジュアルヘッドセット「Xperia View(エクスペリア ビュー)」を,2021年11月中旬に発売する(ニュースリリース)。
この製品は,対応するスマートフォンの21:9シネマワイドディスプレーに合わせて開発した対角120度の広視野角レンズを搭載。
また,この製品に対応する「Xperia 1 III」「Xperia 1 II」は,ドコモの5Gネットワークに対応しており,8Kの大容量コンテンツを高速にダウンロードすることができる。
特に「Xperia 1 III」は,リフレッシュレート120Hz駆動の4K HDR対応有機ELディスプレー(3840×1644ピクセル)と,8K動画データのデコード処理が可能な高性能CPUを搭載しており,360度動画などの大容量データをVR視聴する際,残像感の少ない再生が可能だという。
ソニー―が開発した対角120度の広視野角レンズと組み合わせることで,没入感と臨場感のある高精細な8KコンテンツのVR視聴を実現する。このレンズはハイブリッド構造で,中心視野部は高精度に光を集光する非球面レンズ,周辺視野部には高い集光効率をもつフレネルレンズをシームレスに一体化している。
これにより中心視野をクリアに見せながら,人が空間の広がりを感じるほどの広い対角120度広視野角のVR視聴体験を実現するとしている。