トライテラス,内視鏡用青色照明を⼤学病院へ導⼊

トライテラスは,内視鏡室向け補助照明「terasuline wide medical(テラスラインワイドメディカル)」を,島根⼤学医学部附属病院の新しくなった透視室へ導⼊したことを発表した(製品サイト)。

近年,内視鏡を使⽤する医療現場では,内視鏡モニターの視認性の向上を⽬的に⻘⾊照明を採⽤する動きが広がっている。

海外で普及し始めたこの取り組みだが,同社では医療機関からの要望により内視鏡室専⽤の照明器具としてこの製品を開発。2020年7⽉より本格販売を開始し,既に複数の医療機関への導⼊が進んでいるという。

この製品は,補⾊の⾊彩効果により⻘⾊光が鏡画像を引き⽴て,モニターの視認性を向上させる。⼀般的な⻘⾊光照明と異なる波⻑を選定し,内視鏡モニターとのコントラストを際⽴たせ,内視鏡画像を⾒やすくすることで最適な医療空間を創造するとしている。

また,モニターへの光の映り込みを防ぐため,配光設計にこだわった専⽤照明器具で,壁⾯に反射した間接光が診察室全体を⻘⾊に照らすという。照明器具は⻘⾊・緑⾊の2⾊発光が可能で,内視鏡画像の補⾊である⻘〜⻘緑⾊の範囲で,専⽤調光器により簡単に調節できる。

さらに,内視鏡診察の際には室内を消灯するケースもあるが,⼿元が暗く,器具の持ち替えやカルテの確認の際に不便さを感じる声もあるとし,ブルーライトは常夜灯のように室内を照らすため,⼿元を明るく出来るので,作業効率の改善をサポートするという。

さらに,穏やかな⻘⾊の光は患者に落ち着きを与えるとともにドクターの集中⼒を⾼める効果が期待されるなど,医療空間の質の向上に寄与するとしている。

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