太陽光発電協会(JPEA)は,2020年度第3四半期(2020年10月~12月)の太陽電池出荷量の調査を行ない,その結果を発表した(ニュースリリース)。
調査項目・調査対象としたのは,日本における太陽電池の出荷量,及び日本企業における太陽電池の出荷量。これによると,太陽電池モジュールの総出荷量は1,347MWとなり,前年同期比88%と減少した。モジュールの国内出荷量も1,293MW(前年同期比88%)と前年同期に比べ減少し,海外出荷も54MW(前年同期比92%)と減少した。
モジュール総出荷量のうち日本企業は605MW(前年同期比96%),外国企業は742MW(前年同期比83%)と,いずれも前年同期を下回った。日本企業/外国企業の総出荷量比率は45:55であり,外国企業の出荷量が国内企業を上回った。また,国内生産/海外生産の比は17:83で,2020年度第2四半期に比べ海外生産比率が減少した。
モジュールの国内出荷量は1,293MWで,前年同期比88%と減少した。用途別で見ると,住宅用途は248MW(前年同期比102%)と前年に比べて若干増加したが,全体の8割を占める非住宅は1,045MW(前年同期比85%)と前年に比べて大幅に減少。非住宅用途の内訳は一般事業用途307MW(前年同期比77%),発電事業用途738MW(前年同期比90%)となった。