アストロンは,伊LaserPointの最大12kWハイパワー計測用「カロリメーター」の販売を開始した(製品ページ)。
LaserPointの洗練された熱設計と新たに開拓された材料によって実現したもので,放熱管理の高度技術の成果が表れているという。同じクラスの別の機器に比べて非常にコンパクトかつ軽量で,吸収空洞内にデフォーカス光学系(焦点ぼかし光学系)を必要としない。
また,フルスケールに対して±2%の直線性を特長とし,PTB(ドイツ国立物理工学研究所)/NIST(米国国家標準局)標準にトレーサブルな±5%のキャリブレーション精度で提供されるとしている。
この製品の主な特長は以下のとおり。
・最大平均出力:12KW
・最小パワー:100W
・パワー分解能:10W
・ノイズ等価パワー(NEP):5W
・応答時間(0~90%):7秒
・パワー較正精度:±5%
・パワー直線性:±2%
・受光径:φ55mm
・吸収体スペクトル範囲:0.19-11µm
・最大パワー密度:5kW/cm²@5kW
・最大エネルギー密度:115J/cm²@パルス幅5ms時
・水冷
・重量:5Kg
・寸法:140x200x180mm
・ケーブル長:コネクタ5m(USB)