徳島大ら,AMEDの新型コロナ研究開発支援に採択

徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の高感度・高性能かつ簡便・安価な診断機器の開発を目指し,大阪大学,カン研究所,医薬基盤・健康・栄養研究所,シスメックス,JVC ケンウッド,徳島大学,神戸大学と合同で,日本医療研究開発機構(AMED)「ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究支援)」に提案した「新型コロナウイルスのRNA/抗原を標的とした新規診断機器の開発」が採択されたことを発表した(ニュースリリース)。

世界的な脅威となっているCOVID-19のパンデミック抑止のためには,治療薬・ワクチンの開発に加え,高感度・高性能かつ簡便・安価な診断機器の開発が急務となっている。

現在使用されているCOVID-19の診断法は,ウイルスRNA を標的としたPCR法だが,比較的高感度である一方で,検査に要する時間や特異度,費用等における問題が指摘されている。

また,PCR法より短時間に検査結果が得られる抗原検査が2020年5月に厚生労働省から承認されたが,現行のキットでは検査の感度が低いため,陰性の場合には再度PCR法による検査が必要であるという課題がある。

今回の提案では,pLEDが有する最先端光科学技術の応用によるCOVID-19ウイルスRNA/抗原の新規検出法の実用化に向け,国内トップレベルの機関・企業との産学連携コンソーシアム体制により開発を加速する。

日本の微生物学研究を牽引している大阪大学微生物病研究所,エーザイの研究開発子会社として本邦発の抗体医薬品開発を推進するカン研究所,独自の抗体分類法を開発している医薬基盤・健康・栄養研究所,検体検査用機器(血液・尿)の世界トップシェアを誇るシスメックス,光ディスクで培った光検出技術及び微細加工技術を有するJVC ケンウッド,徳島大学大学院医歯薬学研究部及び神戸大学大学院保健学研究科の免疫・ウイルス専門研究者との協働・協力により早期の実用化実現を目指すとしている。

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