太陽光発電協会(JPEA)は,JPEA PV OUTLOOK 2050改訂版となる「太陽光発電2050年の黎明」を公開した(ニュースリリース)。
2017年6月にJPEA PV OUTLOOK 2050「太陽光発電2050年の黎明」を公開して以降,世界と日本を取り巻く市場環境は大きく変化し,太陽光発電・風力発電を中心とした再生可能エネルギーへのエネルギーシフトは,これまでビジョンで想定した以上のペースで進んでいる。
また,昨今の世界的な気候変動に加えて人類を脅かす新型コロナウイルスのパンデミックは,新しいエネルギー社会への転換点と言える。このような環境の中で,今回のJPEA PV OUTLOOK 2050改訂にあたり,パリ協定の長期目標を達成するため2050年には日本の電力需要の約30%を太陽光発電で賄うとした。
ここでは,再生可能エネルギーの導入による国民負担(賦課金)が大きな課題となっている中で,太陽光発電の導入に伴う費用対便益について分析・試算をした。
人類が持続的に生存していくために,国際社会,私たちの社会が連携・協力して取り組むべき優先課題として,太陽光発電の主力電源化に向けた取り組みを加速していくとしている。
⽬次は以下の通り。
1.はじめに
2.環境課題と新たなビジネス変⾰
3.太陽光発電の導⼊量
4.主⼒電源化にむけて
5.2050年に向けて
6.PVの主⼒電源化による便益
7.電⼒システムの変化
8.変化する住まいと暮らし
9.脱炭素化に向けた企業の変化
10.これからのPV産業
11.未来に向けて