パイオニアの子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズは,ソフトバンクとトヨタ自動車などの共同出資会社であるMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ,MONET)が設立した「MONET コンソーシアム」への参加を発表した(ニュースリリース)。
「MONET コンソーシアム」は,日本におけるMaaS(Mobility-as-a-Service:モビリティサービス)オープンプラットフォームの構築およびMaaSの普及促進,また,移動における社会課題の解決や新たな価値創造を目指して設立されたコンソーシアム。
今後,同コンソーシアムにおいて,独自のセンシング技術を用いた自動運転関連のサービスやソリューションの実現を目指していくという。
なおパイオニアスマートセンシングイノベーションズは,パイオニアの自動運転関連事業を承継する新会社として,2019年10月1日に設立された。同社は,高性能で小型かつ低コストなMEMSミラー方式の3D-LiDARセンサーの開発を進め,2020年以降の本格的な量産を目指しているという。
同時に,3DLiDARセンサーを活用した高精度な「物体認識アルゴリズム」および「自車位置推定アルゴリズム」「周辺環境情報の差分抽出アルゴリズム」の開発も行なっている。