パイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI)と群馬大学の研究グループは,11月21日から名古屋市で開催される「あいちITSワールド2019」において,自動運転バスの自動走行および同社製3D-LiDARセンサーによる周辺検知のデモンストレーションを行なう(ニュースリリース)。
研究グループは,将来的な自動運転に関連するサービスの提供を視野に,同社製3D-LiDARセンサーと群馬大学が保有する自動運転バス車両を用いた実証実験を,2019年6月より行なっている。
この実証実験では,複数台の3D-LiDARセンサーを自動運転バス車両に搭載し,さまざまな環境下における3D-LiDARセンサーの周辺検知性能や,そのデータを活用した物体認識アルゴリズムについて評価,検証を行なう。
そこで得られた検証結果については,2020年以降の本格的な量産を目指している同社製3D-LiDARセンサーおよびアルゴリズムの開発へフィードバックする予定だという。
「あいちITSワールド2019」において行なうデモンストレーションでは,イベント会場の駐車場で自動運転バスによる自動走行を体験してもらうとともに,同社製3D-LiDARセンサーで周辺を検知する様子を車内のディスプレーで見られるという。
併せて,会場内の群馬大学ブースでは,同社製3D-LiDARセンサーをはじめ,自動運転に関連するさまざまな技術を紹介する。