システムギアは,国内最小クラスの小型防爆ネットワークカメラ「EXP-C01」を開発した。2020年4月の発売予定で価格はオープン(会社HP)。
石油化学プラント都市ガス,LPガス業界等での利用(現場監視による点検作業の効率化とトレーサビリティの確保など)の他,最新の画像認識技術と組み合わせた無人監視システムにより,サイトグラス(配管路の途中に設置し,配管内を通る流体の流通,停止及び流速・流量の概況を直接目視することによって監視する器具。フローサイトともいう)の液量監視や液面(界面)状態の監視に適しているという。
また,意図的な異物混入(食品テロ)も社会的な問題として取り上げられる中,カメラ設置によって,食品の安全確保にも貢献。さらに,水素対応の防爆検定を取得予定で,水素インフラへの活用として水素ステーション等の設備監視にも対応していくという。
この製品の主な特長は以下の通り。
・本体は幅65×高さ65×奥行125mmで,設置型の防爆カメラとして国内最小クラスを実現
・国内検定の耐圧防爆検定と水素対応の防爆検定を取得予定
・視点補正機能付きのインテリジェントカメラ搭載で,設置方向を気にせずリアルタイムで補正画像を確認可能。上下反転ができるので,近距離の顔認証システムにも適している。
・PoE(LANケーブルを利用した電源供給技術)で給電を行なうため,電源工事は不要。また角度を自在に調整できるため,天井・壁面どこにでも設置可能。
・最新の画像認識技術との組み合わせで,自動監視ができる無人監視システムが構築可能
・国内生産