オン・セミコンダクターは,運転支援アプリケーション向けイメージセンサー「AR0132」の出荷数が1億個に達したと発表した(ニュースリリース)。
この製品は1.2メガピクセルで,高ダイナミックレンジ,低照度性能,プログラマブル露光モードの組み合わせにより,SUBARUの運転支援システム「アイサイト」のステレオカメラシステムの撮像センサに採用されている。
このシステムによりSUBARUはプリクラッシュブレーキ全車速追従機能付クルーズコントロール,車線逸脱警報などの重要な安全機能をサポートしている。
オン・セミコンダクターのCMOSイメージセンサー技術は,先進運転支援システム(ADAS)を構成する多くのアプリケーションに対応し,シェア60%超を誇る。
SUBARUとの技術開発では,より高い解像度とピクセルレベルで最適化された性能とを両立させたイメージセンサーが活用されている。これにより,最新のヨーロッパ新車アセスメントプログラム(Euro NCAP 2020)に記載されている機能を含め,車両の搭乗者だけでなく,歩行者,オートバイ,自転車などにとっても,車両の安全性を向上するという。
オン・セミコンダクターとSUBARUは,将来的な死亡交通事故ゼロの実現安全の向上という共通のビジョンのもと,今後も継続してカメラを使ったADASシステムの技術開発面で連携していくとしている。