エヌ・ティ・ティ・コムウェア(NTTコムウェア)は,東日本旅客鉄道(JR東日本)主催のモビリティ変革コンソーシアムにて,赤外線センサーによりイベント時の人流データを収集し,近い未来で起きる混雑予測と,アプリとデジタルサイネージを通じて混雑予測情報とその回避方法を利用者に提案する実証実験を実施する(ニュースリリース)。
Smart City WG「駅からはじまるスポーツのまち」では,スポーツ観戦を盛り上げ,まち歩きを楽しむキャンペーンを,京葉線沿線駅である海浜幕張駅および蘇我駅周辺エリアにおいて,2019年8月中旬~同年10月下旬にかけて実施している。
このキャンペーンの中で,9月19日から海浜幕張駅において,伊藤忠テクノソリューションズ(CTC),SAS Institute Japan(SAS),NTTコムウェアの3社で共同開発した「人流サービス基盤(仮称)」を用いた実証実験を行なう。
この実験は,赤外線センサーによりイベント時の人流データを収集し,近い未来で起きる混雑予測を行ない,利用者に対してアプリとデジタルサイネージを通じて混雑予測情報とその回避方法を提案する。IoTセンシングによるデータ収集はCTCが,混雑予測はSASが,データ蓄積/サービス配信はNTTコムウェアが担当する。
アプリでは,エリア来場者の嗜好や属性,位置,時間,同行者(子どもと,パートナーと,友達と,ひとりで)や目的(千葉ロッテマリーンズ応援,ジェフユナイテッド市原・千葉応援,まちぶら),天気,混雑情報等に対応した海浜幕張駅と蘇我駅周辺エリアのまち歩き情報を提供する。
サイネージには,周辺の交通情報や京葉線沿線に拠点を持つ千葉ロッテマリーンズ,ジェフユナイテッド市原・千葉をはじめとした「KEIYO TEAM6」情報や選手,マスコットの画像と一緒に記念写真が撮れるエンターテイメント機能などを搭載するとしている。