三井化学は,これまでない新しい視点で「素材の魅力」をわかりやすく伝えるクリエイターとのコラボレーションプロジェクト「Material Meets Creative Team」の第7弾を発表した(ニュースリリース)。
同社は,メガネレンズ材料やスマートフォンカメラレンズ材料などの光学材料を保持しており,特に高屈折率メガネレンズのデファクトスタンダード材料「MRTM」シリーズでは,さまざまなラインナップを保有している。
今回,三井化学グループのアークが持つ光学設計技術と組み合わせ,光の形状を変化させるレンズ「optical walls」を設計・製作した。拡散光のLEDの光が「optical walls」を通過することで,直線光に変換され,何もない場所に光で区切られた空間を創り出す。
このレンズのコンセプトは,これまでのレーザーやプロジェクターを用いた空間演出ではなく,安全性が高く,かつ軽量な新しい空間演出のアプローチを実験すること。今回のレンズ設計を用いることで軽量な光学パーツで済むため,例えばドローンを用いた空間演出などを容易にするという。
同社はこのプロダクトのアイデア,コンセプトなどを特設WEBサイトにて後日公開するとしている。