岩崎電気は,レーザー光源を用いた超狭角投光器「LAXIS(ラクシス)」の受注を開始した(ニュースリリース)。価格はオープン(受注生産品)。
サーチライト(探照灯)のような超狭角配光で,一般的な1000Wキセノンランプ用サーチライトと比較した場合,同等の明るさ(1800万cd)を,わずか1/4以下の消費電力(236W:200V時)で実現。光源寿命はキセノンランプの寿命(600~1000時間)の10倍以上となる10000時間の長寿命だという。
レーザーの持つ,強力で直線的な光エネルギーを応用し,少ない消費電力で狙ったところに効率よく光を届けることが可能。レーザー光で蛍光体を励起して生成した白色の点光源を用い,新設計ミラーと独自の配光制御により超狭角配光性能を実現している。
安全装置を搭載し,万一,器具に異常が発生した場合はレーザーが点灯しない設計。故障時にレーザー光が器具外に誤照射されることはないという。
長距離の照射に適した投光器で,広い会場内のステージに注目を集めるスポットライト,イベントの演出照明,景観照明に適している。ビル上部のシンボルマークや,塔・煙突,屋根の上などへの照明ほか,屋上から地上のモニュメントを照明するなど,離れた位置からのスポット照明にも使用できる。