小糸製作所,ヘッドランプに独LiDAR搭載を検討

小糸製作所は,LiDAR技術の開発企業の独Blickfeld GmbH(Blickfeld)と共同で,小型LiDARのサンプルを試作し,ヘッドランプに搭載するための検討を開始した(ニュースリリース)。

Blickfeldの3次元ソリッドステートLiDARは,コア技術としてシリコンMEMSミラーを採用,コンパクト化を実現することにより,自動車照明器内部への搭載を容易としている。これにより車両のデザインに影響を与えることなく,リアルタイム3次元マッピング,物体検知のほか,物体認識や追跡も可能となるという。

同社の自動車照明器技術とLiDAR技術を組み合わせることにより,自動車メーカーは高性能なLiDARをひとつの統合部品として車両に搭載することが可能となり,先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムでの採用が期待できるとしている。

その他関連ニュース

  • 京セラ,カメラ‐LiDARフュージョンセンサを開発 2024年11月11日
  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • ニコン・トリンブル,LiDARセンサーの取り扱い開始 2024年10月03日
  • ローム,LiDAR向けkW出力赤外LDアレイを開発 2024年09月25日
  • NTT,空間情報を遠隔地に伝送・再現する技術を確立 2024年09月24日
  • 森林総研ら,防風林の効果をLiDARセンサーで可視化 2024年09月10日
  • ams OSRAM,LiDAR向けパルスレーザーを発売
    ams OSRAM,LiDAR向けパルスレーザーを発売 2024年09月03日