米ノヴァンタの日本法人であるノヴァンタ・ジャパンは,グループ傘下のシンラッド社製封じ切りタイプのCO2レーザーの営業を本格化する(会社HP)。
シンラッド社製レーザーの国内販売はカンタムエレクトロニクスが行なってきたが,2018年9月27日にその商権契約が終了したことによるもので,ノヴァンタ・ジャパンの事業ユニットの一つとしてシンラッド事業部が設置された。
同社はガルバノスキャナーメーカーのケンブリッジテクノロジーもグループ傘下に収めている。これにより,シンラッドのレーザーとガルバノスキャナーを組み合わせたサブシステムとしての販売も視野に入れており,より付加価値の高い製品を提供していく考え。
封じ切りタイプのCO2レーザーは液晶フィルムやガラス切断・マーキング,ラベルシートの切断加工,プリント基板の穴あけ加工などでそのアプリケーションが広がっている。これら市場とともに,将来的な先進産業応用分野と医療・ヘルスケア分野への事業展開も見据え,体制についても技術サポートやアフターサービスの強化を図るとしている。