凸版,フェルメールを3Dインタラクティブ化

凸版印刷は,画家ヨハネス・フェルメールの作品「牛乳を注ぐ女」を鑑賞者が絵画の中をのぞき込むようなインタラクティブ体験ができる,絵画鑑賞システム「ViewPaint(ビューペイント)フェルメール《牛乳を注ぐ女》」を,印刷博物館にて2019年3月31日(日)まで公開している(ニュースリリース)。

このシステムは,デジタルアーカイブデータの表現手法として同社が2013年3月に独自のVR技術を活用し制作した絵画鑑賞システム。目白大学の小林頼子教授の監修のもと,当時の博物資料や研究資料を活用し文物の色や形を再現した。

透視図法の読み解きやCGシミュレーションに基づき,三次元空間を構築し,あたかもフェルメールのアトリエが舞台とされるこの絵画の中に入り込んだようにインタラクティブに鑑賞ができるという。また,コントローラーでの操作が可能で,絵画では描かれていない《牛乳を注ぐ女》の背中側や頭上からの視点で作品を鑑賞することができる。

3次元空間化された絵画は,装置の前に立った鑑賞者がコントローラーを操作することで任意の場所をCG映像表示する。これにより,鑑賞者はまるで額縁越しに描かれた世界をのぞき込むようなインタラクティブ体験ができる。

独自のリアルタイムCG表現プログラムの開発により,コントローラーで現実の絵画では描かれていない角度に絵画を動かしても,モニターには常にフェルメールが描いた絵画のようなタッチでCG映像が表示されるとしている。

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