2018年のノーベル物理学賞2018は,米国のArthur Ashkin氏,フランスのGérard Mourou氏,カナダのDonna Strickland氏の3人が受賞した(ノーベル財団HP)。
Arthur Ashkin氏は「光学ピンセットの発明と生物学システムへの応用」,Gérard Mourou氏とDonna Strickland氏は,「高強度・超短パルス光の生成」での受賞となった。
賞金の900万スウェーデンクローナ(約1億1,400万円)は,Arthur Ashkin氏が半分を,Gérard Mourou氏とDonna Strickland氏が残りの四分の一ずつをそれぞれ受け取る。
Arthur Ashkin氏は,レーザーによる粒子の補足について1970年に発表。また,Gérard Mourou氏とDonna Strickland氏は,チャープパルス増幅(CPA)を1980年代の中頃に発明している。
なお,月刊OPTRONICSでは11月号より,Gérard Mourou氏がレーザー加速の先駆者として知られるカリフォルニア大学アーバイン校・田島俊樹氏と共著している論文「Laser acceleration」の翻訳解説を全9回にわたって掲載する。Inteviewでは,国内の光ピンセット研究の第一人者で,台湾 国立交通大学講座教授の増原宏氏への取材を掲載する。
下は,光技術展示会OPIEで行なっている,電気通信大学教授の米田仁紀氏による,レーザーピンセットを自作するセミナーの解説動画。
[vsw id=”EgQnLWoIiNY” source=”youtube” width=”425″ height=”344″ autoplay=”no”]