日立ハイテクとナノフォトン,ラマン分析機器で提携

日立ハイテクノロジーズとナノフォトンは,ラマン分析機器事業における業務提携を開始したと発表した(ニュースリリース)。

ラマン顕微鏡は,試料にレーザーを照射することで僅かに発生するラマン散乱光を検出し,分子構造や結晶構造,化学組成,応力,歪みなど,さまざまな物性を測定する分析機器。非破壊・非接触で前処理なく大気中での測定が可能で,試料の状態を変化させることなく物質そのものの定性情報を取得できることから,材料,半導体,バイオ・メディカルなどの幅広い分野で活用されている。

日立ハイテクは,電子顕微鏡・科学機器を擁する科学システム事業のさらなる事業拡大をめざし,特定の新分野でそれぞれのニーズに応える高付加価値専用機の開発・拡販に注力している。

またナノフォトンは,ラマン分析機器の開発に特化した技術力を有しており,回折限界に迫る空間分解能と高い三次元分解能と,独自技術により高速イメージングなどを実現したラマン顕微鏡を提供している。

今回の提携により,日立ハイテクはナノフォトン製ラマン顕微鏡の販売機能の一部を担い,また両社でラマン分析機器の新製品の製造・開発を推進することで,ラマン分析事業における一貫協力体制を構築し,ラマン分析機器に関する新たなソリューションの提供をめざすとしている。

その他関連ニュース

  • 分子研ら,シリコンの原子点接触にラマン応答発見 2021年05月10日
  • 早大,ラマン分光で大動脈瘤のスペクトルを同定 2021年04月30日
  • エドモンドと独UFI,パートナーシップを締結 2021年03月11日
  • OIST,海水中のマイクロプラを光学的手法で確認 2020年12月24日
  • 東大ら,表面増強ラマン分光法50年来の難問を解決 2020年09月25日
  • JOLED,機内客室向けディスプレー開発で提携 2020年09月17日
  • 理研,超高感度SERS分光法を開発 2020年08月21日
  • 理研,ラマンプローブで分子の細胞内移行を可視化 2020年08月21日