シャープは,業界最高の光出力130mWを実現した緑色半導体レーザー2モデル「GH0521DA2G/GH0521DA5G」の量産を,10月より開始すると発表した(ニュースリリース)。サンプル価格は10,800円。
半導体レーザーは,ヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)やヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)など,レーザディスプレーの光源として活用の幅が拡がっている。
開発した緑色レーザーは,同社従来モデルの約4.3倍にあたる,業界最高の光出力130mWを実現した。光の三原色である赤色・緑色・青色のうち,緑色は,同じ光出力でも他の色より明るく感じるという人の視感度特性があることから,レーザディスプレーの高輝度化に大きく貢献できるとしている。また,光の波長を520nmに長波長化した。これにより,色再現性が向上し,より色鮮やかな映像の表示が可能となるという。
各モデルは,標準的な直径5.6mmと,小型化ニーズに対応する直径3.8mmとなっている。