竹中システムは,高感度のCMOSセンサを搭載したフルフレームシャッタカラーカメラ「FSM5MLGE」「FSM3MLGE」を販売した(ニュースリリース)。オープン価格。
「FSM5MLGE」は20フレーム/秒・500万画素,「FSM3MLGE」は30フレーム/秒・300万画素と,高速動作・高解像度の出力が可能で,高速で移動している対象物体から歪みのない画像を取得でき、従来のCMOS製品と比較した画像は固定パターンノイズの少ないものになっている。
ビデオ出力は8/10/12ビットのデジタル信号で出力する。ランダムシャッタが可能で,任意タイミングのフルフレーム静止画を得ることが出来る。また,イーサネット経由のシリアル通信を用いて,カメラの動作設定値の外部制御が可能。
カメラ背面への給電,またはLANケーブルを経由するPoE 方式での給電のいずれでも使用が可能。「FSM5MLGE」は光学サイズ2/3インチ,画素数500万画素,「FSM3MLGE」は光学サイズ1/1.8インチ,画素数300万画素 と,500・200万画素CCDカメラの置換えに適している。中継なしで最長100mの画像伝送が可能。
アプリケーションとして,画像検査装置などのカラー画像処理装置の入力機器,液晶パネル検査機器用途,カラー外観検査の入力機器,基板実装検査装置の入力機器,ITS用入力機器,その他コンピューターとネットワーク接続して行なう画像処理用途などを想定している。