ハイフィネス・ジャパンは,新製品であるレーザーのノイズ測定・解析をする線幅測定装置「LWA-1k-1550」の展示を光技術総合展示会OPIE’18にて行なっている。
これまで単一縦モードレーザーのスペクトル幅を調べるには,主にスキャンファブリペローによる簡易的な測定が行なわれてきた。この製品はノイズを電圧として出力することで,スペクトル幅をPIDコントロールすることができる。
特にテレコムにおいてはDWDMにおいて,より多くの波長を多重するためにはより狭いスペクトル幅が求められる。また,レーザー冷却や原子時計のようなサイエンス分野においても,周波数の安定度を上げるためにスペクトル幅の狭線化が重要となるので,これらにおいてもPIDコントロールが大切となる。
この製品は主にテレコムに適した1.5μm帯用となっている。同社では780~1064μm用の製品も開発しており,同社では上記のアプリケーションの他,量子情報通信などの研究にも使えるのではないかとして,OPIEにて同製品のアプリケーションを探っている。