アマダミヤチは,完全空冷仕様の300W及び500Wのシングルモード(SM)ファイバーレーザー溶接機「MF-C300A-SF/MF-C500A-SF」を発売した(ニュースリリース)。
光学構成の最適化にてガウシアン分布のビームプロファイルを形成。狭小箇所への溶接が容易になり,スパッタを低減する。マルチモードと比べ,細く深い溶け込みが得られる。レーザー本体からファイバーに至るまで冷却水を必要しない完全空冷仕様で,省メンテナンス化を実現した。
反射光による停止頻度を抑制し,アルミや銅など高反射材料の加工に適している。安全対策として反射光検知センサーを内蔵し,発振器損傷を防止する。さらにパワーメーター(オプション)を用いた加工端基準の出力管理で,加工品質向上に貢献する。
ガルバノスキャナーユニット(オプション)を用いることで,高速かつ高効率な加工を実現。専用光学系の採用により,優れた集光性を最大限に生かすことが出来る。ワブリング溶接を行なうことでワークへの急熱急冷を抑制し,クラック低減にも寄与する。
また,任意波形制御機能により様々な波形再現が可能。変調機能(繰り返し周期及び波形)により高速微細溶接から切断まで多彩な用途を実現する。