富士フイルム,シネマレンズでエミー賞受賞

富士フイルムは,米テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences : ATAS)より,「シネマ用ズームレンズの開発」で,「2017年 エミー賞」を受賞した(ニュースリリース)。

「エミー賞」は,1948年に「米国テレビ芸術科学アカデミー」によって設立されたものであり,放送業界における技術の発展に突出して貢献した企業や団体,個人に対して授与される,業界で最も権威のある賞。

今回の受賞は,圧倒的な描写力を実現するシネマ用ズームレンズの開発に対して,高度な光学技術が世界中の映画・テレビ番組・CM制作などの現場で認められ,高画質化や映像表現の進化に貢献してきた功績が高く評価されたもの。

富士フイルムのエミー賞の受賞は,1982年の「映画用フジカラーネガフィルムA250の開発」,1990年の「メタルテープ技術の開発」,1996年の「CCD化に対応したレンズの開発」,2005年の「ハイビジョン化に対応した高性能レンズ」,2009年の「放送用レンズの世界初オートフォーカスシステム『プレシジョン・フォーカス』」に続き,今回で6度目。

その他関連ニュース

  • ニコン,車載用望遠・広角一体化レンズを開発 2024年12月19日
  • ナイスステップな研究者2024,光学分野から2名選出 2024年12月18日
  • 第2回オフシェル科学大賞,横国大の瀬川氏が受賞
    第2回オフシェル科学大賞,横国大の瀬川氏が受賞 2024年12月10日
  • 名大,AIで究極のX線レンズを作製する方法を開発 2024年12月02日
  • 産総研,簡便なレンズ表面の球面度校正法を開発 2024年11月29日
  • 三菱電機,RIR光学技術など電気科学技術奨励賞受賞 2024年10月30日
  • 元KDDI総合研究所研究者,C&C賞を受賞 2024年10月24日
  • ニコン,紫外線カメラ用Cマウントレンズを発売 2024年10月22日