東京理科大学助教のレ バン コア氏は,日本液晶学会2017年度論文賞(A部門,基礎・物性・機能分野)を受賞した(ニュースリリース)。
受賞した論文では液晶にイオン性不純物を少量添加することでトポロジカル欠陥を広範囲にわたって二次元正方格子状に配列させることができるという新規なパターン形成方法を述べた。また,欠陥の再構築や配列間隔の制御などのこれまでにない性質も示され,光学関連の分野などで応用研究が期待されるという。
この論文は液晶分野における顕著な業績として認められ,2017年度論文賞を授与された。なお,この研究は旧所属(理化学研究所)と北海道大学による共同研究の成果。