アマダミヤチは,ダイレクト・ダイオード・レーザー溶接機,YVO4 SHGレーザー加工機,レーザーウエルドモニターの3機種を発売した(ニュースリリース 1,2,3)。
ダイレクト・ダイオード・レーザ溶接機「ML-5020AW」は,20W出力が可能なレーザー溶接機。小型基板へのレーザーはんだ付けに用途を絞った製品で,「こて」を用いたはんだ付けと比べると,非接触でダメージの少ない加工が可能。専用出射ユニットと組み合わせることで,アクティブヒートコントロール(熱制御機能)が使用可能。2点同時加工に標準対応,各々の光学系で機能する。
YVO4 SHGレーザー加工機「ML-9011A」は,基本波(1064nm)の半分にあたる532nmの波長(グリーン光)の可視光レーザーを用いる。基本波ではレーザー光の吸収率が低くレーザー加工が難しいとされてきた金や銅の他,樹脂,セラミックなど様々な材料の高品質な加工に適している。高出力10W(@20kHz)を実現。同社従来機比較で,平均出力を2倍に増大した。
レーザウエルドモニター「MM-L300A」は,専用センサーと組み合わせ,最小分解能1μsでのモニタリングが可能。CW(連続)発振のみならず,パルス発振にも対応する。良品データと不良品データとを比較判定が可能なため,インラインでの良否判定にも活用できる。